薬ネット販売解禁で調整 規制緩和策の目玉に

記事リンク

薬ネット販売解禁で調整 規制緩和策の目玉に

記事要約

安倍晋三首相は3日、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売解禁を成長戦略に盛り込む方向で調整に入った。消費者の利便性を向上させて経済活性化につなげるのが狙いで、規制緩和策の目玉にしたい考え。4日にも関係閣僚が協議し、まとまれば5日公表の成長戦略第3弾に明記する方針だ。既に発表した第1、2弾と合わせ14日に閣議決定する段取り。薬局などで買うことのできる一般用医薬品のネット販売をめぐっては、最高裁が今年1月、副作用リスクが比較的高い品目のネット販売を一律禁じた厚労省令を違法と判断し、新たなルールづくりが求められている。

疑問

この解禁によってどのような影響が出るのか

考え・主張

副作用リスクの高い薬は一律ネット販売禁止という厚生省令は確かに厳しすぎだったと思う。その点では今回の最高裁は製薬企業にとって新たな販売法を可能にする画期的なものだったといえる。しかし副作用のリスクがあることには以前変わりはないため、通常の薬局と同じく薬剤師による薬の説明を加える工夫をする必要が出てくると思う。