「中間貯蔵施設」周辺の追加被ばく年間1ミリシーベルト

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「中間貯蔵施設」周辺の追加被ばく年間1ミリシーベルト

記事要約

除染で生じた汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設をめぐり、環境省は28日、施設の安全対策や環境保全について協議する専門家による検討会を都内で初めて開き、施設周辺や運搬経路周辺の年間追加被ばく線量を平常時で1ミリシーベルト、施設が地震や津波に遭うなどした事故時に5ミリシーベルトとする案を示した。会議は秋までに貯蔵施設の安全、環境の両面で指針をまとめる。

疑問

この指針で本当に問題はないのだろうか

考え・主張

汚染された土壌やがれきの受け入れ先など原発事故の課題は山積みだが、その中でも今回の施設周辺の年間追加被ばく量が平時1ミリシーベルト、有事5ミリシーベルトというのは多すぎるのではないか。近代の放射性物質による被害の臨床例はいまだ多くはなくたとえ少量の放射線でも浴びるのはマズイはずである。また米国の放射線規制の基準からすればこの基準は「甘すぎる」そうだ。新たな被害を出さないためにももっと慎重に議論してほしいと思う