勤務先から解雇通知 福島・裁判員でストレス障害の女性

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勤務先から解雇通知 福島・裁判員でストレス障害の女性

記事要約

裁判員を務めたことで深刻な精神的損害を受け、急性ストレス障害と診断されたとして、国に慰謝料などを求めて提訴した福島県内の60代女性が、勤務先から7月末限りでの解雇を通知された。女性側は「国のために裁判員を務めて具合が悪くなった揚げ句、解雇されるのはおかしい」と憤り、21日に解雇の取り消しを郡山労基署に申し立てる。

疑問

なぜ勤務先は契約を打ち切ったのだろうか

考え・主張

「働けないなら契約は更新しない」という会社の方針は理解できるが、そもそもこの女性が労働に支障をきたすようになった原因は裁判員裁判で死体の写真を見せられたためであり、この女性に何ら責任はない。回復の見込みを記した診断書を提出したにもかかわらず解雇というのはあまりにも冷たすぎるのではないだろうか。女性にとっては精神的苦痛を受けた上に解雇されるとは、まさに踏んだり蹴ったりである。会社にはもっと人情味のある対応をしてほしいと思う。