夏季ボーナス「増加」21% 県内企業、一人平均42万円

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夏季ボーナス「増加」21% 県内企業、一人平均42万円

記事要約

ぶぎん地域経済研究所がまとめた県内企業の夏季ボーナス支給予定調査によると、「昨夏より増加」と答えた企業の割り合いは21%で、前年より6ポイント増加した。

 同調査は県内企業574社を対象にアンケート方式で実施。226社(回答率39・4%)から回答があった。

 それによると、「昨夏より増加」と答えたのは21%。「昨夏より減少」は10%(対前年比3ポイント減)、「支給しない」は5%(同3ポイント減)だった。

 従業員1人当たりの平均支給予定額(従業員数による加重平均、平均年齢40歳)は42万6252円。従業員100人以上の企業では45万3303円で、100人未満の企業は30万7591円と、いずれも前年を上回ったが、規模間で格差がでた。

 同研究所は「事業環境は厳しいながらも、超円高の是正などが寄与し、総じて国内経済が持ち直しつつあるほか、海外経済も上向きつつある」としている。

疑問

景気は回復しつつあるのか

考え・主張

数か月前まで続いていた1ドル=70円代の超円高はアベノミクスの効果もあり、現在では1ドル=100円前後を推移している。今年のボーナス増は円安に転じたおかげで企業の収益が伸びたことの表れだと思う。長い間続いた不景気により国内市場ではあらゆるところで閉塞感が漂っていたが、ようやく回復の兆が見えた国内経済に希望を抱く人も多いのではないだろうか。アベノミクスのさらなる効果に期待したいと思う。