政府、サメ取引規制受け入れ拒否 国際的非難招く恐れも

政府、サメ取引規制受け入れ拒否、国際的非難招く恐れも

記事要約

 フカヒレ目当てなどの乱獲で減少が著しいシュモクザメなどのサメを国際的な取引規制の対象とする、ワシントン条約締約国会議での新たな決定について、日本政府は31日までに規制の受け入れ拒否を条約事務局に申し立てることを決めた。「資源管理は既存の漁業管理機関で行うべき」というのが主な理由だが、諸外国から非難を招く恐れもある。

対象は、シュモクザメの仲間3種とヨゴレとニシネズミザメ。絶滅の恐れが生じるとして、国際取引の際に許可証の発行を義務付けることになり、投票国の3分の2以上が賛成した。

疑問

日本は今後この条約にどう対応するのだろうか

考え・主張

乱獲によるサメの個体数の減少は以前から問題視されており、国際的な取引を規制し、サメの個体数減少に歯止めをかけるのは当然といえる。

しかしながらこの規制は日本にとっては自国の海洋資源を自由に使えなくなるということになるため、受け入れに消極的なのだろう。

規制による不利益を考えると日本は規制を受け入れるべきでないと思う。